このCDを聞いてびっくりしました。不良債権には、引っ掛かったら負けなんですね。
教材の最初の部分です。ひとまずお読みください。試聴もできます。
バブル経済がはじけたあと立ち直りが遅れている関係で、法人企業の65%が赤字になるというとても難しい経済状態が続いています。
しかも経営規模が小さな会杜ほど、赤字の率が高くなっているのです。
3期とか4期赤字が続くと、業歴が古い会社でもたいがい負債超過になってしまいます。負債超過の会社には銀行は追加の融資をしませんから、資金繰りがとても苦しくなります。
このような事情から100社中15社〜20社が経営危機に直面し、この中から毎年3社から4社が倒産したり廃業しています。
以前は資金繰りが苦しくなると、持っている土地を処分してピンチを切り抜ける会杜が多かったのですが、今は以前と比べると土地が下がっていますから、こうした切り札が使えなくなっているわけです。
しかも現在は民事再生法とか、自己破産の申し立てがしやすくなっていることと、これらの手続きになれた弁護士が多くなったことで、法的な倒産の比率が高くなっています。
法的な整理を申し立てたあと、裁判所から財産の保全命
令が下りると、普通の債権者はどうすることもできません。
このような事情から不良債権防止に対しては、より真剣に取り組まざるを得なくなっているのです。
|